付知峡倉屋温泉について
【泉質】 アルカリ性単純泉(アルカリ性低張性高温泉)
【PH値】 8.6
【飲用】 不可
【浴用の適応症】 一般的適応症… 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、感性消化器病、痔疾、冷え性、 病後回復期、疲労回復、健康増進
【浴用の禁忌性】 一般的禁忌性…

急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、肝不全、出血性疾患、 高度の貧血、妊娠中(特に初期と末期)、その他一般に病勢進行中の疾患

【温泉法の表示】 加水…× (温泉には一切水を加えていません)
加温…○ (入浴に適した温度を保つため加温しています)
循環…× (循環設備は使用せず、掛け流しです)
入浴剤…× (温泉には一切入浴剤を入れていません)
消毒…○ (塩素系薬剤を利用して消毒しています)
「おんぽい」とは…
付知を含む、この裏木曽地域は長野県の木曽地方と並んで江戸時代から、木曽五木といわれる「ヒノキ・サワラ・ネズコ・アスヒ・コウヤマキ」等の建築材を中心とした良質の材木を産出しています。
大正13年(1924年)電力王といわれた福沢桃介が、大井ダムを建設した事により川輸送することができなくなるまでの間、付知川と木曽川を経由して八百津の錦織まで川を狩りながら材木を流していました。八百津からは材木を筏(いかだ)に組んで、名古屋の熱田や三重の桑名まで運んでいます。
台風が発生しない寒い冬の河原での作業は大変な作業でしたが、「おんぽいェー おんぽいェー」 とかけ声をかけながら日傭(作業者)の皆さんは、トビ(竿の先に鉄の尖った切っ掛けが付いた道具)を使い、下流へ下流へと流していきました。
作業者の掛け声が「おんぽい」であります。